今月のテーマ:☆家族の雰囲気を考えよう!☆

子どもの成長環境を考える時に、家族の雰囲気が重要なことはいうまでもありません。家族の雰囲気を形成するのは、母親と父親の関係・親の人間観・親の価値観です。この記事を読んで、人間観や価値観を急に変えようとすることはありませんが、ちょっと意識して家族の雰囲気について考えほんの少し雰囲気が変わるような行動をしていただければ幸いです。
 家族の雰囲気で代表的なものとは、開放的-閉鎖的・楽観的-悲観的・対等-服従・民主的-独裁的などです。開放的-閉鎖的とは、家族で話し合うか、話し合わないかということ。楽観的-悲観的とは、問題があった時の対処や受け止め方。対等-服従は、親子関係が対等で尊重し合っているのか、親が子どもを服従させようとしているのかということ。民主的-独裁的とは、家族みんなで決定するか親が勝手に決めてしまうかということ。
 当然、子どもの成長環境を考えると前者の方が好ましいのはお分かりだと思います。子どもが活き活きした大人に成長するためには、子どもが家族の中で尊重されていることが重要なことです。家族で何かを決める時に、親と対等に話しが出来るとか何か問題が起きた時、親が楽観的に受け止めて子どもにアドバイスが出来るとか、そういう環境に子どもがいるということが子どもにとっては自分が尊重されていると実感できるのです。つまり、子どものセルフ・エスティームが向上する条件になるのです。家族の雰囲気の大半は、親が作っているのです。どんな雰囲気なのかを振り返って少しでも子どもの成長環境を良好なものにしていきたいものです。


「家族の雰囲気を考えよう!」