Whyの気持ちで学ぼうよ ~厚切りジェイソンのように
厚切りジェイソン君(アメリカ合衆国出身の在日IT企業役員で、ワタナベエンターテインメント所属のお笑いタレント。本名Jason David Danielson)は、たいへんかしこくて、13才で高校へ、17才で大学三年生への飛び級をしたそうです。そこで、かしこい人の外国語の学び方。君たちも見習わないとね。
日本語と英語は「文のルール」が大変異なっています。そのことをしっかり“why”と意識しながら学ぶと頭の中に定着するし、本質的な理解につながると思います。
厚切りジェイソンの超有名なネタ
◆ 漢字シリーズ ◆
金 キン 銅 ドウ
「ドウ」は金と同じじゃないでしょ。
Why Japanese people?
◆ ことわざシリーズ ◆
「七転び八起き」
七回転んだら七回起き上がる、八回起き上がるのはおかしい
Why Japanese people?
◆ 日本語難しいシリーズ ◆
「コーヒーいかが?」
「いいね」「いいよ」
同じように「いい」を使っているのに、YesとNoと正反対。難しい。
Why Japanese people?
人は「いる」・ペンは「ある」・犬は「いる」・「ぬいぐるみ」は「ある」
「生き物」と「単なる物」で分けているのかなと思うと、
「駅前にいるタクシーひろえば」
「タクシー」物なのに~難しい。
Why Japanese people?
このように、しっかりと日本語という対象に why を発しながら、向き合っているので、日本語の本質的な難しさもわかるのです。
君たちも、次のようにひっかかって、
一年生:「持ってる」と同じ意味なのに、どうして主語で have と has を分けるの?
Why American people?
すると、英語のもつ「単数と複数」へのおそろしい程のこだわりが定着します。
二年生:「~すること」日本語は全て後ろに「こと」をつければ名詞扱いできるのに、英語は
不定詞も動名詞も that 節もある。
Why American people?
すると、高校生になり「句」や「節」という用語を習いますが、その違いがわかります。
三年生:「三年前、この町に住んでいたある少年」
と、名詞を修飾しているのに “a boy who lived in this town 3 years ago” と、どうして後ろに書いてあるの?
Why American people?
これこそ日本語と英語の最大の違い、後置修飾。
いろいろなパターンの全ては高校で、しかし、ひっかかっておくのは始めて接したときだよ。
英語を学ぶとき、出てきた単元の単語や例文をただ単に Drill するだけでなく、日本語と英語の違いに、まずは why と意識しておくことがとても大切です。