自然界に「青」は存在するか? ~[青」のワンダー ~

冬が深まり、寒くなってくると、私達は部屋を暖かくしますね。寒い外から暖かいところに入って、ポカポカしてくるとそれだけでとても幸せです。さらに、その暖かい所で冷たいものを食べるともっと幸せ感が高まりませんか?

『冬、暖かい部屋で冷たいアイスクリーム』君たちなら何を選びますか?
濃厚なバニラアイスもいいですが、ガリガリ君も捨てがたい。そのガリガリ君はソーダ味が定番です。さあ、このガリガリ君はソーダ味が定番です。
さあ、このガリガリ君ソーダ味の「青色」は何という原料で使っているのでしょうか?
あのかき氷の「ブルーハワイ」のように、食後に舌が青色に染まる人工着色料のような気もしますね。実は天然のものを使っているそうですよ。それは、微小な藻類の「スピルリナ」が光合成に使っている色素「フィコシアン」を鈍化して取り出したものが使われているそうです。自然の中で、木々は緑(紅葉しても赤、茶)。花、そしてその実も、じつは「青」は少ないのです。食べ物も、赤、黄、だいだい、緑、ベージュ。だからこそ、人工的な青の作り出せない時代、「青」は人々のあこがれでした。フェルメールの「青」には高価な青い鉱物「ウルトラマリン」、北斎のブルーは「ベロ藍」と呼ばれ珍重された鉄イオン化合物です。天然の青が少なく貴重なので、早くから人口のものが広く使われるようになりましたがアイスキャンディーの涼しげな青色が、藻類が光合成に使っているものだと知ると、なんだかそのアイスキャンディーがワンダーな気持ちをひきおこしますね。ノーベル化学賞、中村教授の青色LEDも二十世紀まで不可能と言われたものでした。自然の中の青色はそれくらいワンダーなもの、君たちもちょっと目をとめて探してみたらいかがでしょうか。
今秋、山梨県の韮崎高校の男子生徒の研究班は「なぜハエは青い光を当てられると死ぬのか」のテーマで実験し、表彰されてたよ。

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