目標を獲得するにはどうすればいい。 ~ラグビー日本代表から

ラグビーほど「体格」がものを言うスポーツはないと言われているそうです。そんな中、「体格」の小さい日本代表が、強いと言われたチームを3度も撃破したことで、日本国内はもちろん世界中から賞賛が与えられています。
彼らにまつわる報道を見ていて、君たちが学んでおくべきことが二つあると感じました。(そう、もちろんHard Workは当然、怠けている時は楽しいかもしれませんが、それは喜びにはならないでしょう。それ以外の二つです。)

■まず自分らしさを知る■
日本チームが、ずっと外国のチームに勝てなかった頃、彼らは強いとされているチームを目標に、そのやり方をコピーしていたそうです。しかし今回のヘッドコーチは言います。
「体格が違うもののやり方を追いかける事はおかしい。」
(日本人の特性は何か)と言うことをまず考え、その特性にあった強化をするべきだ」と。

ここが学ぶべきポイントの一つ目。「自分はどんなやつか、強みは?弱点は?」と、まず自分自身をよく考えてみることです。
それをしないで、「成功した」と言われる人のやり方を真似るとか、誰かに言われたとおりにするとか、ということではだめなんですよね。だってそれは「自分に合っているかどうか」分からないから、(「私以外私じゃないの」byゲスの極み乙女。って流行ったよね)自分で自分をよく分析して、色々と試して、高校生になるまでにこれが「マイスタイル」と呼べるようなものを持つことが、高校受験のもっと先にある大学受験のためにはとても重要です。
例えば、英単語の綴り字、「十回書け」という宿題がよくありますが、すべての人にとって「十回」が適正とは思えません。自分には十二回必要と思えるなら、十二回やるべきです。それには、いろいろ試してみないとわからないですよね。次に、日本代表チームの選手たちは外国のチームの選手に比べて、平均して年齢が高い。それはどうしてなのかという理由が、君たちの年齢ではとても大切だということです。それが二つ目。
欧米人は、短期間で体が大きくなるのに対し、日本人はラグビーができる「体格」を獲得するまでに時間がかかる。

ラグビー選手として、基本的な技術を練習しながら、その技術を役立てるための「身体づくり」ができていないと『一人前のラグビー選手』にはなれないということです。その「身体づくり」が身体の構造上、日本人は時間がかかるので、代表チームの選手は外国の選手より必然的に年齢が高くなると。

■はじめに「器」を大きくしておく■
君たちも同じです。中学生の時、目先の点をとることだけに焦点を合わせて、「自分自身が大きな器」になるということを怠ると、高校生になって必ず失速してしまいます。「小さな器」のままでは、大学受験に必要な膨大な知識情報を容れられなくなるからです。努力して容れた知識が器から溢れてしまうのです。自分自身を「大きな器」にするためには、「テストに出るから」といった視点で勉強するのではなく、「何からでも学ぶ」という意識で勉強することです。
本をたくさん読むのは良い(もちろん読む対象や読み方も重要です)とよく言われますが、様々なジャンルの本を読むという事は「テストに出る」という事に直結しているわけでは無いですよね。
でも「自分自身の器」は大きくなっていきます。「問題集の、あるいはプリントの問題を解く」ことだけが勉強ではないのです。「何からでも学ぶ」とは、例えば、外に干した洗濯物は、たとえ晴れていても三時ごろまでに取り込まないといけないのはどうしてかな?という疑問を持っておくと、高校生になって習う「ボイル・シャルルの法則」はすんなりと(ある種の実感を持って)頭に入ってくる。そんな感じなのです。

2016.11月

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