人生は不公平が当たり前
西岡智也
私たちの思い違いの一つは、自分や他人を不憫だと思うことだ。
人生は公平でなくてはいけない、いつかなるべきとつい思ってしまう。
だか人生は公平ではないし、そんな日が来るはずもない。
一旦この思い違いにはまると人生が思うようにいかなくなることにくよくよし、人と傷をなめ合って人生の不公平について愚痴を言い合うことに時間を取られるようになる。
この事実を受け入れれば、人を不憫がることもなくなる。
皆それぞれに困難を乗り越えそれぞれの挑戦に立ち向かっているからだ。
この物語を読んで思ったことは、人生は不公平だという事実をはっきり認めると人に対しても自分に対しても同情することができると思った。