今月のテーマ:☆子どもを教える時には!☆

 最近、父親が子育てに参加する傾向がどんどん加速しているように思えます。もちろん、お父さんが子育てに参加することは非常にいいことですが、その際に母親と父親の役割分担をしっかりしておくことが必要だと思います。
 母親的なケアを両親でしても、父親的なケアを両親でしても、子どもにとってはウザッタイだけだと思います。母親的なケアをと父親的ケアをしっかり役割分担して子どもと向き合うことです。
 この役割分担ですが、何も母親的な役割を母親が行って父親的な役割を父親が行うという、文字通りの分担でなくてもかまいません。父親が母親的なケアの担当で、母親が父親的なケアの担当でも全然問題はありません。子どもにとって、家庭が自分の居場所として機能していれば何でも良いのです。
さて、今回注意を促したいのは、父親が自分の子どもの勉強まで見ようとする傾向に対してです。勉強のことをガミガミいうのはたいていの場合、母親です。なぜならば、母親が一番子どもを見ているからです。ですから、父親と母親は勉強に対して子どもに違ったアプローチをするようにしたいものです。
特に、父親が自分の子どもに勉強を教える場合、ぜひ他人の子どもに勉強を教えているように教えてほしいのです。その意識を持って、子どもに勉強を教えて下さい。そうしないと「なんでこんなのがわからないんだ!」と怒鳴りたくなってしまうでしょうし、まさに怒鳴ってしまうことになるかもしれないからです。
子どもにしてみれば、お母さんにもガミガミいわれお父さんにも厳しく言われ立つ瀬がないということになってしまうのです。
子どもを叱る人間とフォローする人間の両方が、家庭には必要なのです。その要素を奪うような、父親の勉強参加はやめた方が良いと思います。ぜひ、勉強を教える時は近所の優しいおじさんとして教えてください。

『親の役割分担をしよう!』