人は”食べたもの”でできている そして”読んだ”ものでもできている。

夏休みの宿題の定番に読書感想がありますね。
そう、いつも「何、読もう。」読んだけど「何書こう。」と思っているうちにどんどん時が過ぎ、休みの最後になって、「やっとできた」となるアレです。

しかし読書というものは宿題が出たからやるといった種類のものでしょうか?


今、国公立大学の記述式英語入試での英作文は「意見英作文」というものがトレンドですが、一昨年にこういう問題がありました。

―あなたの愛読書を紹介して下さい。理由とともに12行の英文で-

12行も英文を書くのも大変ですが、その前に愛読書のない人は、全く書けません。
「理由を共に」なので、その場ででっち上げた「にせ愛読書」では語れません。
そして「愛読書」となると、いっぱい本を読んだ後に色々と比較してやっと出てくるものですね。
だから、宿題うんぬんというレベルではなく本を読まないとね。

英語のことわざに
”you are what you eat”
(直訳すれば「あなたはあなたの食べるものだ」となります。)
”あなたが、どんな人かは食べてきたもの次第”くらいの意味です。

しかし、人間は生き物としての存在だけではないので
この” eat ”を”read”に変えてみると
”あなたがどんな人かは読んできたもの次第”となる。
いいものをいっぱい食べた健康な身体に、
いいものをいっぱい読んだ健康な脳を搭載しないとね。
脳は”思考”を司る器官はもちろん”感情”を司る器官も
(大脳辺緑系というところがそれを受け持っています)
担っています。
本を読むことは、この”思考”と”感情”の両方に栄養を送ることです。

6年後(中2生は5年後、中3生なら4年後)
にきちんと愛読書が提示できる自分を目指しましょう。

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