未来を拓く君たちへ 

池内 ひより

私が第1話「悔いのない人生」を生きるためにというのを読んで、今、もしも「この人生とまったく同じ人生を生きよ」といわれても、「然り」と答えられないと思います。
ということは、「悔いのある人生」ということです。でも私は、少しだけ「それがあったからこそ」という言葉で語れるでき事があったと思います。
 私は中1の時に買っていたネコを失いました。その子はじん臓病で4さいという若さで最期まで苦しんでいました。
ごはんも食べられなくなってきた頃、体に害がないというササミしか与えてこなかったので、もっと色んなおやつをあげればよかったなとか、体重が減ってきたことになぜ気づかなかったのだろうとか、
何もできなかったなとか色々感じていました。だけど、今ようやく立ち直れて、亡くなったネコを忘れないのはもちろん、保護ネコを飼っています。
そのネコがこの家にきてよかったと思ってもらえるよう、頑張ってお世話したりしています。身近な死を初めて体験して毎日を大切にしようとも考えるようになれました。
 これからの人生、悔いのないように、志をもって「自分からの内なる声」をっけるように「然り」とこたえられるように生きていきたいです。